2006年11月18日

 説法会

昨日は浄土宗のお勉強会に参加してまいりました。
今年は2月に続き2回目です。 説法会
総本山 知恩院から来沖なさって頂き、説法を説かれました。

最初 沖縄とゆかりの深い袋中正人のビデオを拝観。
1603年に沖縄の地に参られて当時の尚寧王や儀間信常候に大きな影響を及ぼし
庶民にはエイサーを伝授なされたなどなど・・・・
功績は多大なものでした。
‘国際通りの一万人エイサー隊,は袋中正人がおいで頂いてないと無かったんだなぁ~

続いて奈良の平岡山 極楽寺のご住職 横井照典先生の説法

沖縄で宗教は? 聞かれると『うちはとうトゥメーです』って答えていたので
仏教とは全然違うものと認識していたのですが・・横井先生のお話を聞くと・・・・


1260年 禅鑑(ダンカン)国籍不明 というお坊さんが初めて沖縄に仏教を説き浦添に極楽寺を建立
1606年薩摩侵攻によって100数ヶ所のお寺が取り潰され 仏教を弾圧その後、仏教は「隠れ佛徒」のような様相で地下に潜り・・・教えは何と?・・・‘ユタ,が変わりを担っていたそうです。。。
その当時のある意味 救世主です!とも・・

お葬式の場やお墓での納骨の際に「ユタさんとお坊さんがもめる」とはよく聞いていた私は・・
目からウロコ状態。

「ご先祖を尊ぶ。先人・目上を敬う。慈悲のこころ。利他業。などなど・・・
全て仏教の根源が『沖縄の祖先崇拝』 『ぬちどぅ 宝』 に引き継がれている」とおしゃっておりました。

そういえば 『とうとぅーメー』 は『尊 ぶ 御 前』 『うーとぅートー』 は『尊いお方のおん前にいます』と言葉に表現した言葉です。だいぶ前に私の親友で常幸寺 福住職 島袋幸一氏の説明があったのを思い出す。
王朝時代のユタ政治の成り合いと幕府とお寺の関係もよく似たところがあります。

合掌は全世界共通の祈りのポーズ 仏の邦とのアンテナの役目 左が佛 右が衆生(自分) 一体です。

生命の仕組み 生命変身循環論

人は生命を全うすると火葬され煙となって天に登り雲となって雨をもたらします。
その雨を動物は飲み植物は育つ、その生命エネルギーを人は食し活力を得る。
人間は全ての自然の摂理に生かされているのです。情け無い事に今の世の中は「1人で生きて来た」と大きな顔をして人様に迷惑をかけている事さえ気づかない大人が余りにも多すぎる。。と嘆いておられました・・・

沖縄の獄き信仰や自然崇拝なども先生の説ではごくごく自然の形であって感謝の意思表示です。
人間はなにが大事な事で自分の真意をしっかり掴んでいれば大丈夫!『私でも神社に行けば手を合わすし、この前はバチカンにローマ法王を拝観つかまつった時には手を合わせて拝みましたよ』と人なつっこい笑顔がとても印象的でした。

まだまだ いいお話が沢山ありましたが・・・今日はこの辺で・・また明日。

 説法会


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Posted by 津嘉山朝則 at 10:31│Comments(0)想うこと
 
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